頭上の石

いつも徒歩で通る道に大きなマンションが建っている。マンションがそこに建っているという意識しかなかったが、前を通りがかったときに何気なく見上げてみたらそのマンションは意外に高く大きく、威圧するように街全体を見下ろすかのように建っていた。自分はいかにいつも下ばかり見て歩いているかということを改めて感じた。
いつも下ばかり見ているといつの間にか頭上を押さえられていても気がつかない。気づいたら越えられない壁が存在していたなんてことにならないようにしないと。まるで今の日本のようだ!勝ち組負け組や格差格差とマスコミの作り出した雰囲気に呑まれているうちにいつの間にか本当の勝ち組ははるか彼方へ。