17分16秒でちょっと分かるシューゲイザー(再掲)

シューゲイザーという言葉が既に死語のような気がしますが、リンク切れがあったので新しく載せときます。

  • jesus and mary chain-just like honey(2分57秒)

  • ride-taste(2分12秒)

  • lush-sweetness and light(4分12秒)

  • curve-fait accompli(4分9秒)

福岡中学生いじめ問題について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061016-00000062-jij-soci

他生徒にも「豚」「偽善者」=不適切発言の元担任−中2男子自殺問題・福岡


福岡県筑前町の町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめられたとのメモを残し、自殺した問題で、男子生徒のいじめの引き金になった言動をしたとされる元担任の男性教諭が、ほかの生徒に対しても、「豚」「偽善者」などと不適切な発言をしていたことが16日、分かった。


合谷智校長によると、この教諭は男子生徒が中学1年の時の担任で、ほかの生徒にもイチゴの品種に例えて、「あまおう」「とよのか」「お前は出荷できないイチゴ」などとランク付けをしていた。女子生徒には「君は太っているから豚だ」と言って、漢字を書いたりした。 
時事通信) - 10月16日14時1分更新

書き言葉と話し言葉とのずれというか、なかなか難しい問題だと思います。僕も子どもらとドラゴンボールの話題になったとき、「べジータが言ってたようにサイヤ人からしたら地球人は下等生物だな。だから俺らはみんな下等生物だ」なんてことを何気なく言ったことがあります。もし、その発言の「みんな下等生物」というところだけ切り取ってニュースになってしまえば、僕は間違いなく社会的に追放されてしまうでしょう。僕の「下等生物」発言にはなんの他意もなく、ただドラゴンボールネタを盛り上げようとしただけのつもりなんですが、その発言を聞いた人間がいじめだと感じればそれは間違いなくいじめになるわけで、もしその子が自殺してしまったら、今回の問題の当事者は「下等生物」発言をした僕になってしまいます。言葉というのは口から出してしまった時点で、どういう意味なのか、という問題からどう受け取るかという問題に変わってしまうわけで、特に子ども相手の教師のような職業にいる人間はよっぽど言葉遣いを気をつけなければいけません。最初の意図と離れて、思いもよらない形で受け取られてしまったとしても、口から出した時点で自分の言葉には責任が発生します。
一応付け加えとくと、件の教師について擁護するわけでもなんでもありません。文面からどのようなニュアンスでの発言かはよくわかりませんが、こうなってしまった結果に対して、件の教師に対して一切の同情はありません。いじめ問題が起こるたびに教育委員会や学校の対応に対して反吐が出そうになります。

著作権・廉価版DVD「シェーン」も販売OK

ちょっと先週の話ですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000313-yom-ent

廉価版DVD「シェーン」も販売OK…東京地裁判決


映画「シェーン」の廉価版DVDの販売を巡り、著作権の所有を主張する米国映画会社などが東京都内のDVD製造販売会社など2社を相手取り、販売の差し止めなどを求めた訴訟の判決が6日、東京地裁であった。


清水節裁判長は、「著作権の保護期間は過ぎている」と述べ、廉価版DVDの販売を認めた。


訴訟では、2004年1月に施行された改正著作権法が、1953年の公開作品にも適用されるかどうかが争点となった。米国映画会社側は「著作権の保護期間は法改正により50年から70年に伸びた」と主張したが、判決は「53年公開作品の著作権は03年12月31日で終了し、04年1月1日に施行された改正法は適用されない」と述べた。
(読売新聞) - 10月6日21時39分更新

というニュース。「米国映画会社側は「著作権の保護期間は法改正により50年から70年に伸びた」と主張した」というくだりが気になるりました。
04年の1月1日をもって著作権法の改正によって著作権の保護期間がそれまでの50年から70年に延びたのですが、1953年公開だと、2003年で著作権の保護期間が切れるわけですが、「米国映画会社側」の主張としては、03年12月31日の24時と04年1月1日の0時は同じ時を指しているのであり、1953年公開の当該映画については改正著作権法によって保護期間が70年に延びたはず、というものとのこと。僕は法律の素人なのでよくわかりませんが、常識的に考えてこのような主張ってあり得るのだろうかと思いました。

教育とは

ここのところいろいろと問題を抱えている子と接していて、他の事に力が使えない状況でした。ちょっと落ち着いてきたので久しぶりに更新。
自分自身が中高生の頃いろいろと問題を抱えていて、周りに自分の悩みやら思いやらをぶつける大人がいなくてひたすら悶々と過ごしてきた経験もあって、じっくりと構えて子どもらの話を聞けるような教師になりたいと思ってここまでやってきました。片親だったり、両親ともに不規則に共働きだったり、親の愛をまともに受けられない子どもが確実に増えてきてます。そんな子らに愛情を持って接しようと思うと、学校や塾なんかじゃ窮屈すぎる。これからの時代、学校でも塾でもない教育の場が必要になってくると思います。自分の進むべき道がどこなのか模索中です。

シューマッハ

いろいろと片付けないといけない問題が多くて視野がせまくなってるうちにF1のシューマッハが引退してしまった。彼の絶対にあきらめない姿勢を尊敬していたのでとても残念。レースの様子を見ていると、あきらめなければそのうちなんとかなるということは決して建前なんかじゃなく本当のことなんだと実感してました。
今の子どもらを見てると妙にすれて諦観がただよってることが多いように感じる。いつも「大人のおれがあきらめてないのになんでその100倍も可能性のあるお前らがあきらめるんだ!」と一喝してしまう。

大学という場

こんな記事(http://d.hatena.ne.jp/Wallerstein/20060822/1156205137)を見かけた。一部だけ引用しまうと文脈がわからなくなってしまうので、全文引用させて頂きます。どうかお許しを。

こんなことを言っている大学があるそうな。

これまでの日本の大学は,格調高いシェークスピアの文学やワーズワースの詩を理解できる学生を育てる工夫をしてきたが,そのような人材は必要としていない。TOEICTOEFLのスコアを上げることを必要としている。

これでは金成マツノートの翻訳をすることなど、必要とされていないわな。これが私立大学の現状だ。大学の英会話教室化。しかし大学が英会話教室には絶対に勝てない。なぜならば、そもそも守備範囲が違いすぎるからである。TOEICTOEFLのスコアを上げることを必要としていれば、私は迷わずNOVAかどこかに行く。大学には「格調高いシェークスピアの文学やワーズワースの詩を理解できる」ようになるために行くのではなかったのか。

僕自身は大学という場を「学者を生で見られてしかも話までできる至福の場」捉えていたので、大学がこんなザマになってしまうなんてちょっとショックです。先日の記事(http://d.hatena.ne.jp/nobita_t/20060818#p1)で取り上げた「モラトリアム学部」発言をした大学関係者に対して幻滅したばっかりだったので、その直後にこういう記事を読んでしまうと、あらためて私立大学全体としてこんな傾向にあるんだなと実感させられてしまった。そもそも大学行かなくてもできることをなぜ大学でやるのかと。
大学が学生に迎合してしまっては本当の意味での人材は育たないだろう。でもそういう大学がだんだん主流になっていくんだろう。「四大卒」という肩書きがどんどん形骸化していく。

【靖国参拝関連】アンケート質問分析

スタイルシートの具合かちょっと見づらいですが。

【靖国参拝関連】内閣総理大臣の靖国神社公式参拝について ご意見など、こちらへ自由に書き込みください(http://q.hatena.ne.jp/1155553011)

あなたは内閣総理大臣の靖国神社公式参拝に
ダミー(選ばないでください) 12
賛成 146
反対 194
その他、どちらでもない、わからない 143
ダミ声(選ばないでください) 5
Q1で反対を選んだ方に質問です。反対の理由はなんですか。
タミー(選ばないでください) 21
Q1で「反対」以外を選んだ方はこちら 193
内閣総理大臣の参拝は憲法20条並びに89条に規定される、いわゆる「政教分離の原則」に反するから 61
A級戦犯者が祀られているから 33
昭和天皇のご意向に従うべきであるから 13
A、B、C級の各戦犯者が祀られているから 5
中国、韓国との今後の外交に配慮するため 71
その他(上記にはあてはまらない、わからない) 91
ダニー(選ばないでください) 12

Q1に対する質問として、「賛成理由」に関する質問を設定していないなど、ちょっと見た目からして混乱させてしまうような選択肢になってしまったことをまず反省。2、3日かけて分析していきます。

とりあえず割合を

  • 賛成146票(30.2%)
  • 反対194票(40.1%)
  • その他、どちらでもない、わからない143票(29.6%)

Q2有効回答数467票

  • Q1で「反対」以外を選んだ方はこちら193票(41.3%)
  • 内閣総理大臣の参拝は憲法20条並びに89条に規定される、いわゆる「政教分離の原則」に反するから61票(13.0%)
  • A級戦犯者が祀られているから33票(7.0%)
  • 昭和天皇のご意向に従うべきであるから13票(2.7%)
  • A、B、C級の各戦犯者が祀られているから5票(1.0%)
  • 中国、韓国との今後の外交に配慮するため71票(15.2%)
  • その他(上記にはあてはまらない、わからない)91票(19.4%)

(小数点第2位以下切り捨て)

Q1で「反対」以外を選択した場合について

クロス集計してみると、Q1で「賛成」もしくは「その他」の合計289票のうち、Q2で「Q1で『反対』以外を選んだ方はこちら」を選択したのが合計で191票。98票が行方不明になってしまいました。その98票の行方のうちの約半分の48票が、Q1で「その他」の選択肢を選んで、そのままQ2でも「その他」の選択肢を選んだものでした。Q1で「賛成」を選んでQ2で「その他」を選んだものが13票。最低でも賛成反対の理由のそれぞれの質問をQ2、Q3で設定すべきでした。Q1で「賛成」「反対」「その他」と3つの選択肢を設定しながら、続く質問として反対の理由に関する質問しか設定していなかったことが最大にして致命的な不備であり、98人もの方々の回答を無駄にしてしまい申し訳ございません。
当該アンケートのコメント欄でご指摘いただいた通り、賛成の方々の意見が正しく反映されず、反対の意見へ誘導するかのような作為的なアンケートである、とされても言い訳のしようもありません。いずれ必ず不備を解消してアンケートを取りたいと思います。

反対理由について

母数が500と少なかったので、この結果ではなんとも言い切れないところですが、興味深いと思った点を羅列していきます。
まず、Q1で「賛成」約30%、「反対」約40%ということで、既述のように母数の関係上誤差の範囲内ともいえなくはないですが、「反対」が約10%上回りました。これを年代別に見ていくと、全ての年代の中で唯一「賛成」が上回っていた年代がありました。20歳未満です。この年代だけが「賛成」が「反対」を上回っています。ただし、20歳未満が全部で61票しかない、ということも付け加えておきます。この結果を元に10代の世代が右傾化しているとは言いませんが、そういう傾向は確かにあるんじゃないかと思います。中学校の歴史の授業において、第1次世界大戦以降の歴史の授業がないがしろになされている傾向がある中、第2次世界大戦の前後関係を把握しないまま、ニュースで中韓が日の丸を焼いて回ってるのを見てしまうと、暴論ですがナショナリズムにダイレクトに結びついてしまう、ということもあるのではないかと思います。ナショナリズムと嫌中、嫌韓を混同しかけてきたのでこの辺でやめときます。
反対理由に関して、小泉首相がコメントしていたように、政教分離、戦犯問題、中韓の3本柱に絞られるでしょう。まず、政教分離に関しては、「政教分離」というキーワードを明確にするために敢えて「内閣総理大臣の参拝は憲法20条並びに89条に規定される」という文言を選択肢に入れてみました。戦犯問題に関しては、以前のはてなアンケート結果により、「A級戦犯」の意味を正しく理解している割合が4人に1人という結果を受けて、正しくキーワードを理解してもらってから回答してもらおうと思いました。ただ、設問文にA級戦犯云々と書いたり、リンクを張ったりしてしまうと、公平なアンケートではなくなってしまうので、いろいろと考えた結果、選択肢に「A級戦犯」限定のものと「A,B,Cの各戦犯」というものの戦犯問題についての選択肢を2種類をいれることで、回答する前にB,Cのそれぞれの戦犯について考える時間を一瞬でも作ってもらおうと思いました。中韓関連の選択肢は「中国、韓国など」などとぼかした表現ではなくストレートに「中国、韓国との今後の外交に配慮するため」と、中韓に限定した表現を使いました。ダミー選択肢的なものとして「例の天皇メモ」についての選択肢を入れてみましたが、今では入れなければよかったと後悔しています。
反対理由の3本柱では、中韓が約15%とトップ、次に政教分離が約13%、そして最後が選択肢2つ合わせて約8%の戦犯問題でした。中韓がトップになるのは予測していましたが、政教分離と僅差だったのが印象的でした。中韓に関しては、なぜ中韓の感情に配慮すべきなのか、というところでも大きく意見が分かれるところだと思うので、同時に立てたいわし(http://q.hatena.ne.jp/1155553011)の分析をしてみなければなんとも言えません。これに関してはまた後日。戦犯問題に関して、「A級戦犯」に限定した選択肢が33票だったのに対し、「A,B,Cの各戦犯」と記述した選択肢が5票と全体のわずか1%だったのが興味深いです。ちょっとこれもいわしを分析してみないとなんとも言えませんが、「やっぱりみんなメディアに踊らされてA級A級言ってるだけじゃんかー」と皮肉の一つも言いたい気持ちになります。戦犯問題についての選択肢について、このような記述が適当だったのかどうかは微妙なところですが、先に触れた「賛成」「反対」の年代別の調査と合わせて、戦犯問題に関してももう少し絞って調査してみたいと思います。


前もってしっかり準備できていなかったことと、僕自身が統計に関する知識をあまり持ち合わせていなかったことでなんとも微妙なアンケートになってしまいました。その点をまずご協力いただいた500人の皆さんにお詫びしたいと思います。そしてこの反省を生かしてもう一度同様のアンケートに挑戦しようと思っています。いつになるか分かりませんが…。
嬉しいことに多数のご協力をいただいている当該いわしについても、このアンケートと合わせて分析をコツコツしていきたいと思います。