歴史教育

若い世代を中心に、「歴史離れ」ということがいま問題視されてい… - 人力検索はてな
質問者さんの疑問の私なりの回答。学校の歴史の授業(日本史・世界史問わず)が、学問としてではなく受験対策として行われていることにあると思います。「弥生土器の特徴は薄手で堅く、赤褐色であるところです。テストに出るので覚えておきましょう」などという授業がまかり通っていることに大きな原因があるのではないか。ましてや塾においてはこの傾向は顕著である。「薄手で堅く、赤褐色」という歴史的事実だけを教え、その事実だけを答えさせる教育になんの意味があるのかなと思う。他にやることがたくさんある今、こんなんでは歴史に興味がなくなってくのもしかたない。
歴史離れをなんとかするためには、歴史に対して深く考えるきっかけを作るべき。そのための一つの方法が高校・大学入試での歴史科目を全て論述式にすることではないだろうか。弥生土器の問題に関しても、「弥生土器の特徴として適切なものを以下から選べ」などという問題ではなく、「弥生土器の特徴は薄手で堅く、赤褐色である。なぜこのような特徴をもつようになったのか800字程度で論じよ」のような問題を高校入試の段階から出していけば、歴史について自分なりの意見が持てるようになるのではないかな。