アンケート

中日新聞2006年5月3日朝刊の内容にこんなものがあった。

憲法九条を帰ることに賛成、それとも反対?
ボードにシールを張る方法で街行く人々にその意思を示してもらおうと、四月二十九日から、憲法施行丸五十九年となる五月三日までの五日間、三十二都道府県の七十の市や区、町で「全国意見投票」が実施されている。

という記事。名古屋で行われた投票に関するものが下記。

名古屋市中区栄のデパート前では二日、「第9条の会なごや」の九人が投票を呼びかけた。
(中略)
一時間半の投票結果は、賛成二十六票、反対百五十三票、わからない十一票だった。

さらに全国では、

二日までに中間集計された全国四十七の市、区、町の結果は、賛成千二百九十二票(11%)、反対九千九十九票(76%)、わからない千五百五十九票(13%)。

という結果とのこと。以上が前述の中日新聞の記事からの抜粋であるが、この記事の見出しとして「『9条守れ』圧倒的」、「改正『反対』76%」と書かれている。
「第9条の会なごや」なる市民団体はいわゆる護憲派の団体であり、その団体員が身分を明かした上で街頭に立って行うアンケートなどに公平性があるわけがない。名古屋に限らず、こちらのブログ(憲法9条 変える?変えない?全国意見投票)を見る限り全国で行われている投票も護憲派の団体が街頭に立って行っている。そのような作為に満ちた投票の結果をもって「『9条守れ』圧倒的」などと新聞の見出しに掲げる気がしれない。中日新聞はもう少しまともな新聞だと思っていたが。社会面に最近ろくでもない記事が多いのが気になる。
それとは別に上記リンク先のブログの内容も気にならないわけではないが、それはまた別の話で。