モラトリアム学部

8月14日のエントリー(http://d.hatena.ne.jp/nobita_t/20060814#p2)で、ある大学の「この学部は現代社会について様々なことを広く学びます。何かについて専門的に学ぶわけではありません。何をしたいかわからないけどとにかく大学に行きたい人がとりあえず行くという、モラトリアム的な学部です」発言に対してブックマークでコメントをいただきました。こちらに転載させていただきます。

学問とは、という問いに対してあえてそう言ったのでは>モラトリアム学部

そういう捉え方もあったのかと感激しました。それと同時にこの大学の発言がどのような文脈の中でなされたのかが分からない状況であのようなエントリーを書いたのは軽率であったと反省してます。確かに大学での知識が直接日常生活なり仕事なりで役に立つことは思ったほど多くないわけで、その学部が「学問とは」という問いに対して「モラトリアム学部」と答えるような学部だとしたら、そこでの大学生活は相当ハードなものになるのが目に見えるような。



書いてるうちに思い出した大学での一コマ。インターンシップの際に、大学でマナー教室まるものが開かれ、挨拶の仕方から電話の取り方、名刺の渡し方・受け取り方などなど、半年かけて一通り叩き込まれた。大学で教えられたとおりに実際にインターン先で名刺を恭しく受け取ったところ、その様子を見て先方に「そんなんいいから」みたいにぞんざいに扱われてしまった。「あの無駄な半年間を返して欲しい」と思ったものでした。
ただ、「百聞は一見に如かず」とはいうけど、その「一見」を生かすも殺すも「百聞」次第であるな、とも思ったことも付け加えておきます。