商業主義サッカー

こちら(W杯 クロアチア対日本 0-0 日本苦戦の戦犯は電通か?: 天漢日乗)がブックマークで話題になってたので見てみた。今さら「商業主義サッカーけしからん!」なんていわれてもなんとも思わないが、ちょっと興味深かったので調べてみた。
ドイツ現地時間でグループリーグ15時開始の試合が全部で10試合。16時試合開始が全8試合。15時開始の試合の組み合わせを見ると、

イングランドパラグアイ
セルビア・モンテネグロ−オランダ
オーストラリア−日本
韓国−トーゴ
スペイン−ウクライナ
エクアドルコスタリカ
アルゼンチン−セルビア・モンテネグロ
ポルトガル−イラン
日本−クロアチア
トーゴ−スイス

という組み合わせ。このなかで15時開始の試合を2試合行っているのが日本、セルビア・モンテネグロトーゴの3チーム。15時開始の試合を2試合行った3チームはそれぞれ2敗。
15時開始を2試合行っているのは日本だけではなくて他に2カ国もあるということから考えると、電通ゴニョゴニョという話は実は事実無根であって、日本が昼間の試合を2試合戦っているというのは偶然であるとあながちいえなくもないのではないか。仮に電通ゴニョゴニョがあったとしても他に昼間2試合戦ってるチームが2カ国もあるという事実から、日本連敗の戦犯が電通である、というのはいささか飛躍しすぎと言わざるを得ない。16時開始の試合もあわせると、スペイン、ウクライナポルトガル、イラン、エクアドルコスタリカも昼間の試合が2試合ある。しかも開催国のドイツですら16時開始の試合の予定が組まれている。これらを考えるとやはり日本が負けたのは昼間の酷暑のせいだというのは甘い言い訳もいいところだ。
まあ、ブックマークのコメントにもあったが日本の試合が全て日本時間で午前4時開始なんてことになったら「電通もっとがんばんらかい」ってなるんじゃないかとも思った。